2026/04/11 19:22
白土象嵌の高田焼は、八代焼の中でも最も繊細で上品な質感を持つタイプで、象嵌の白土と透明釉のコントラストが魅力です。
扱い方は難しくありませんが、象嵌の凹凸を美しく保つためのコツがあります。
前回の高田焼の扱い方と被る部分も多いですが、白土象嵌編としてまとめてみます。
■白土象嵌・高田焼の特徴(扱い方の前提)
吸水性が非常に低い
→ 目止めは不要。シミ・匂いもほぼつかない。
象嵌部分は細かい凹凸がある
→ 汚れが入り込まないよう、洗い方に少しだけ工夫が必要。
透明釉がしっかり溶けている
→ 日常使いに強いが、金属跡には注意が必要。
■使い始め
そのまま使って問題なし
信楽焼のような“育てる前処理”は不要。
軽く洗ってすぐ使える。
■使用中の注意点
1. 急激な温度変化を避ける
冷蔵庫から出してすぐ熱湯
冷たい器を電子レンジで急加熱
→ どちらも貫入やヒビの原因になる。
2. 金属カトラリーの擦れ(メタルマーク)
透明釉の器は、金属跡が薄くつくことがある。
気になる場合は木製・樹脂製カトラリーが安心
ついてしまった跡は、後述の方法で落とせる
■洗い方・お手入れ
1. 基本の洗い方
中性洗剤+スポンジの柔らかい面
象嵌の凹凸は柔らかめのブラシで軽く撫でると完璧
研磨剤・金属たわしはNG(釉薬を傷つける)
2. 乾燥
吸水性が低いので、拭いてすぐ棚に戻してOK
信楽焼のように長時間乾燥させる必要はないです
■汚れ・メタルマーク対策
・象嵌の白さを保つコツ
使用後は早めに洗う
油物は軽く湯通ししてから洗うと汚れ残りがゼロに近い
・メタルマークがついた場合
メラミンスポンジで軽く洗う
または 重曹を溶かしたぬるま湯に短時間浸ける
※ 強くこすらないことが重要です。釉薬の艶を守るためです。
■電子レンジ・食洗機・オーブン
電子レンジ:基本OKですが、急加熱は避けましょう。
食洗機:概ねOKですが、象嵌が細かい作品は手洗い推奨です。
オーブン:不可です。耐熱陶器ではありません。
■長く美しく使うために
・収納時は器同士が擦れないよう薄紙を挟むと象嵌が守られます
・年に一度、中性洗剤で丁寧に洗ってリセットすると透明感が戻ります
・直射日光に長時間当てないで下さい(釉薬の変色を防ぐためです)
■まとめ
白土象嵌の高田焼は、
「扱いやすさ」×「繊細な美しさ」を両立した器です。
基本は「優しく洗う・急激な温度差を避ける」だけで十分です。
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