2026/04/04 23:31
高田焼(熊本・八代焼)は“象嵌(ぞうがん)の透明感”が魅力の陶器で、扱い方は信楽焼よりずっと扱いやすい部類です。
吸水性が低く、日常使いに強いので、基本を押さえれば長く美しく育ちます。
八代市で焼かれる象嵌の高田焼(こうだやき)の扱い方を整理してみます。
■高田焼の特徴と扱いの基本
吸水性がほとんどない陶器
熊本の高田焼は白土象嵌+透明釉で焼き締まりが良いです。
そのため、目止め(米のとぎ汁で煮る作業)は不要です。
象嵌(ぞうがん)模様は凹凸が細かい
汚れが入り込まないよう、洗い方に少しだけ注意が必要です。
■日常の使い方
1. 使い始め
そのまま使ってOKです。
高田焼は焼成が高く、釉薬がしっかり溶けているため、吸水によるシミの心配はほぼありません。
2. 使用中の注意
急激な温度変化は避けましょう。
冷蔵庫 → 熱湯
冷たい器 → 電子レンジ高温
などはヒビの原因になります。
金属カトラリー(ステンレス、銀などを素材とした、ナイフ、フォーク、スプーンの総称)の擦れに注意
釉薬面に金属跡(メタルマーク)がつくことがあります。
気になる場合は木製・樹脂製カトラリーが安心です。
■洗い方・お手入れ
1. 洗浄
中性洗剤+スポンジの柔らかい面で洗いましょう。
象嵌部分は凹凸があるため、軽くブラシ(柔らかめ)で撫でると汚れ残りが防げます。
金属たわし・研磨剤はNGです。(釉薬を傷つけるため)
2. 乾燥
高田焼は吸水性が低いので、布で拭いてすぐ棚に戻してOKです。
信楽焼のように長時間乾燥させる必要はありません。
■電子レンジ・食洗機・オーブン
機能 使用可否 理由
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電子レンジ 基本OK 釉薬が安定しているため。ただし急加熱は避けて下さい
食洗機 概ねOK 吸水性が低く割れにくい。ただし象嵌の細工が多い作品は手洗いが推奨です
オーブン 不可 一般的な高田焼は耐熱陶器ではないです
■シミ・匂い対策
高田焼は吸水性が低いため、シミ・匂いはほとんどつきません。
ただし、象嵌の凹部に汚れが残ると変色の原因になるため、
使用後は早めに洗いましょう
油物は軽く湯通ししてから洗う
これだけで十分です。
■長く美しく使うコツ
収納時は器同士が擦れないよう、薄い布や紙を挟むと象嵌模様が守られます
釉薬面に曇りが出たら、重曹を溶かしたぬるま湯に短時間浸けるとスッキリします
年に一度くらい、中性洗剤で丁寧に洗ってリセットすると透明感が戻りますよ
■まとめ
高田焼(八代焼)は、象嵌の美しさと扱いやすさを両立した陶器です。
信楽焼のような吸水性の高さはなく、日常使いにとても向いています。
基本は「優しく洗う・急激な温度差を避ける」だけでOKです。
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