2026/03/29 21:26

高田焼(こうだやき)は、熊本県八代市で400年以上続く象嵌(ぞうがん)技法を特徴とする陶器で、
「八代焼(やつしろやき)」の名でも知られる名窯です。
青磁のような透明感と、白土象嵌の端正な文様が最大の魅力です。  
信楽焼との対比でも、素材の物語性が非常に豊かな焼き物です。

●高田焼とは
改めて、高田焼は 熊本県八代市 で焼かれる陶器で、江戸時代には 肥後細川藩の御用窯 として保護されてきました。
別名 八代焼(やつしろやき) とも呼ばれます。

●歴史
文禄・慶長の役後(16世紀末〜17世紀初頭)に朝鮮から渡来した
陶工・尊楷(上野喜蔵高国)が細川家に招かれ、まず豊前で上野焼を創始しました。

1632年に細川家の肥後転封に伴い八代へ移住し、八代郡高田郷に窯を築きます。
これが高田焼の始まりです。

さらに江戸時代になると藩の御用窯として発展します。
茶道具・香炉・壺など、象嵌を活かした雅な器が全国に知られていきます。

明治以降では、日奈久へ窯を移転し、現代まで継承されています。
白土象嵌の技法を洗練し、現在は彩色象嵌など新技法も登場しています。

●特徴
1. 白土象嵌(しろつちぞうがん)
高田焼の代名詞です。
生乾きの素地に文様を彫り、白土を埋め込みます。
余分を削り、透明釉をかけて焼くと
→ 青磁のような透明感 × 陶器の温かみ が生まれます

2. 青磁のように見える陶器
磁器ではなく陶器なのに、透明感のある青緑色を帯びるのが独特です。
高麗青磁を思わせる気品があると評されます。

3. 多彩な技法
象嵌以外にも、
刷毛目
鉄絵
焼締
鉄釉
流釉
など、八代焼として多様な表現が存在します。

●代表的な作品ジャンル
茶碗・湯呑、香炉、壺、徳利、向付(小鉢)、花器
が代表的なジャンルです。

象嵌文様は植物文・幾何文・狂言袴文など、時代によって表情が変わるのも魅力です。


#工芸品
#高田焼


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