2026/01/17 14:00

今回のご紹介は、
日本六古窯(越前焼、瀬戸焼、常滑焼、信楽焼、丹波焼、備前焼)のひとつ、信楽焼です。
この6種類は、中国から伝来した技術によって始まった焼き物とは区別され、
生まれも育ちも純粋な日本の焼き物として特別な地位を得ています。

信楽焼(しがらきやき)は、滋賀県甲賀市信楽町を中心に作られる陶器で、
日本六古窯の伝統的な焼き物です。

その特徴としては、
・粗めの土質と高い耐火性  
  陶土に木節粘土や蛙目粘土などを混ぜることで、粘りとコシがあり、大物や肉厚な器の成形に適しています。

・自然釉と窯変による独特の風合い  
  登り窯や穴窯で高温焼成されることで、薪の灰が器に自然にかかり、ビードロ釉(緑がかったガラス質)や焦げ、霰(あられ)などが生まれます。これらは「窯変(ようへん)」と呼ばれ、偶然性が美として珍重されます。

・火色(緋色)の美しさ  
  焼成によって生まれる赤みがかった色合いは「火色(ひいろ)」と呼ばれ、信楽の白っぽい土に映える温かみのある発色が特徴です。

・わび・さびの精神を体現  
  素朴で温かみのある質感は、茶道具としても重宝され、茶人たちに愛されてきました。

・狸の置物で有名  
  商売繁盛や縁起物として知られる「信楽焼の狸」は、全国的に有名なアイコンです。

などがあります。

歴史を紐解いてみると、
奈良時代に聖武天皇が紫香楽宮を築く際、瓦を焼いたのが始まりとされます。
鎌倉時代には水瓶などの生活用品、安土桃山時代には茶道具が盛んに作られました。
江戸時代には徳利や土鍋などの雑器が大量生産され、商業的にも発展しました。

現在では、食器や花器、タイル、庭園用品、インテリア雑貨など多様な製品が作られており、
伝統と現代性が融合した焼き物として人気があります。


#工芸品
#信楽焼


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