2025/10/25 10:12
美濃焼の最大の特徴は「多様性」です。
決まった様式がなく、時代や用途に応じて自由に進化してきた焼き物です。
美濃焼(みのやき)は、岐阜県東濃地方(現在の多治見市・土岐市・瑞浪市・可児市など)で作られる陶磁器の総称で、日本国内の陶磁器流通量の約50%以上を占める一大産地です。
■美濃焼の主な特徴
様式の多様性 美濃焼には15種類以上の様式があり、特定の形や技法に縛られないのが特徴です。
代表的な様式には「志野」「織部」「黄瀬戸」「瀬戸黒」などがあります。
■時代に応じた進化
奈良時代から始まり、桃山時代には茶の湯文化とともに芸術性の高い焼き物が誕生しました。
現在では日常使いの器から美術品まで幅広く展開されています。
■技法と釉薬の革新
美濃焼は時代のニーズに応じて新しい釉薬や技法を開発し、色彩や形状のバリエーションが豊富です。
織部焼では緑釉と幾何学模様、志野焼では絵付けと長石釉による気泡状の風合いが特徴です。
■「特徴がないこと」が特徴
美濃焼は「これが美濃焼」と一目でわかるような統一されたスタイルがなく、むしろその柔軟性と多様性こそが最大の魅力とされています。
■歴史的背景と代表作
志野焼 :日本初の絵付け陶器。桃山時代に隆盛し、薄紅色と泡状の釉薬が特徴。
織部焼 :古田織部が手がけた斬新な形と装飾。茶道具としても高く評価。
黄瀬戸・瀬戸黒:控えめで素朴な趣きがあり、茶の湯文化と密接な関係を持つ。
■現代の美濃焼
日常使いに最適 :丼、皿、タイル、茶道具など、家庭や公共施設でも広く使われています。
大量生産と職人技の融合:明治以降は技術革新により安価で大量生産が可能になりつつも、伝統的な手仕事も継承されています。
美濃焼は、使う人の暮らしに寄り添いながら、時代とともに進化してきた焼き物です。
ありふれたものと見過ごしがちですが、よく調べるとこんなにも歴史のある素晴らしい焼き物であることがわかります。
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