2025/06/09 11:21
前回は輪島塗全般の一般的な作り方を見てみましたが、
今回はペンに特化して作り方を見てみようと思います。
輪島塗のペンは、まずペン本体となる木地の下地を漆で塗ります。
さらに漆を塗り重ね、乾燥させて研磨を繰り返し、意匠を施し、仕上げにまた漆を塗り、研磨することで完成します。
1.木地の準備
ペンの木地を準備します。輪島塗の伝統的な材料として、ミズメザクラ、トチ、ケヤキが使われることが多いです。
木地師がカンナを使って、木地を形成していきます。
2.下地作り
木地に漆を塗り、乾燥させます。
これを繰り返し、厚みのある下地を作ります。
3.漆塗り
さらに漆を塗って、層を重ね、色や模様を表現します。
蒔絵などの装飾もこの工程で行います。
4.研磨
漆が乾いたら、研磨します。
研磨を繰り返すし、表面を滑らかに仕上げます。
5.仕上げ
最後に漆を塗って研磨し、表面に艶出しを行って完成させます。
輪島塗は、複数の工程を経ることで、耐久性や美しさを実現する伝統工芸品です。
見ればわかりますが、輪島塗のペンは、その美しさや耐久性から、愛用されている方が多いです。
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