2025/04/14 12:29

笹の葉文様は、古くからめでたいとされてきた文様で、寒暖風雪に強い笹の葉に、健康長寿の意味があります。
竹は根を強く張ってまっすぐに育ち、適切な節を持つことや、冬でも常に青々とした葉を繁らせていることから
「不老不死」「長寿」「力強さ」を意味します。
また、強靭な精神や生命力、魔除けなども意味します。
幸運をかき集める象徴としての意味も持ち合わせます。
笹はとても神聖なもので、病気やケガを守り、厄災を祓うという意味もあります。

切子のグラスのほか、着物や七夕の飾りなどに用いられています。

笹はイネ科の植物で、竹よりも背が低く茎が細いのが特徴です。
青々と繁る葉が印象的で、文様としてはその葉を図案化したものが主流になっています。
常に青々とした葉をつけていることから、生命力の強さをあらわす文様として愛されてきました。
力強く成長する姿から、「命の象徴」として重宝されるようになりました。

切子の場合、笹の葉文様だけで表現されることはほとんどなく、
他の文様と組み合わされて使うことが多いです。


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