2025/03/24 12:20

今までのブログでも、文様についていくつか紹介していますが、
今回は、代表的な文様の意味をまとめてみたいと思います。
(もちろん、ここに書いた以外にもたくさんの文様があります。)

・麻の葉文様 :麻は4ヶ月で4mにもなるほど成長が早く、まっすぐに伸びることから、子供の健康や魔除けの意味があります
  また、麻は虫がつきにくいことから、邪気を払う力があると信じられており、魔除けの意味も持っています。

・魚子文様 :魚の卵が連なっているように見えることから、子孫繁栄の願いが込められています。
  蜘蛛の巣のようにも見えることから、幸運を絡めとり、楽しい夢を持ち主に届けるという意味もあり、繁栄を意味します。

・笹の葉文様 :寒暖風雪に強い笹の葉に、健康長寿の意味があります。
  また、竹は根を強く張ってまっすぐに育ち、適切な節を持つことや、冬でも常に青々とした葉を繁らせていることから
  「不老不死」「長寿」「力強さ」を意味します。
  笹はとても神聖なもので、病気やケガを守り、厄災を祓うという意味もあります。

・菊繋ぎ文様 :この名は、細かいカットの交差が不老長寿を意味する菊の花に見えることからつきました。
  菊繋ぎ文様は長寿や健康への願いが込められています。
  また、不老長寿の願いが込められた縁起の良い文様でもあるため、贈り物としても喜ばれます。
  さらに、「菊」の「きく」は「喜久」とも書き、喜びが長く続くという意味もあります。

・籠目文様 :籠目文様は、その規則的なパターンが織りなす絶え間ない連続性から、繁栄や安定、絆やつながりを象徴しています。
・八角籠目 :竹籠の網目模様をモチーフにした格子模様で、幸運を籠むという思いが込められています。
・六角籠目 :竹かごの網目模様を籠目と呼び、魔除けのシンボルとして親しまれてきました。
  六角籠目は、伊勢神宮の灯籠にも刻まれている、六芒星の形にも見えることから、縁起の良い紋様と考えられています。

・亀甲文様 :長寿吉兆の象徴である亀の甲羅をモチーフにした正六角形が規則的に配置されており、
  その象徴通り、長寿吉兆を願う意味が込められています。
  「鶴は千年、亀は万年」という言葉が示すように、亀甲文様は、長寿吉兆をもたらすとされる、縁起のよい文様です。

・七宝文様 :円や楕円を4分の1ずつ重ねて上下左右に規則正しく連続させた文様で、七宝の円形は円満を表すことから、
  円満・平和の意味が込められています。
  七宝とは、仏教用語で「金、銀、水晶、瑠璃(るり)、瑪瑙(めのう)、珊瑚(さんご)、しゃこ」の
  七つの宝を意味しています。 
  連続する円が無限につらなることから、仏教における「無限の繋がり」や「円満な状態」を意味しています。

・矢来 :斜線を等間隔にカットした文様で、語源は竹や丸太をクロスさせて組んだ囲いの「矢来」です。
  「矢来」は囲いを表す文様から、外敵を防ぐ魔除けの意味があるとされています。 
  また、矢は「魔を射る」ことから、邪気を防いだり、悪いものから守ってくれるという魔除けや厄除けの意味があります。

切子では、文様いくつか組み合わせて用いることもありますので、いろいろな思いが込められています。
また、職人さんが生み出した新たな文様もあるため、文様はいくつあると断定的にいうことはできませんが、
伝統的なものも新しいものも様々な願いや意味が込められていることには間違いがありません。


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