2026/06/27 20:19
備前焼の楽しみ方の核心は「土と炎が生む景色を、日常の中で育てていくこと」です。
■備前焼の楽しみ方
1. 使うほど育つ
備前焼は無釉で微細な気孔があるため、
油・茶渋・酒の成分が少しずつ染み込み、色艶が深まる“器の成長”が楽しめます。
毎日使う湯呑 → しっとりとした飴色に
酒器 → 表面が滑らかに、光沢が増す
花器 → 水アカが景色となり、侘びた風合いに
2. 景色(窯変)を観察する
備前焼は“見る楽しみ”が非常に大きい焼き物です。
緋襷(ひだすき)
胡麻(ごま)
桟切(さんぎり)
青備前
黒備前
同じ形でも、炎の当たり方で全く違う表情になるため、観賞用としても奥深い焼き物です。
■用途別の楽しみ方
1. 酒器で味の変化を楽しむ
備前焼の徳利・ぐい呑は、酒がまろやかになると言われます。
微細な気孔が呼吸し、アルコールの角が取れるためです。
冷酒 → 口当たりが柔らかく
常温酒 → 香りが立つ
焼酎 → まろやかで甘味が増す
2. コーヒーを淹れて香りを楽しむ
備前焼のマグはコーヒーの香りが立ちやすく、
苦味が丸く感じられることが多いです。
3. 花器で花持ちを良くする
備前焼の花器は通気性が良く、花が長持ちすることで有名です。
生け花の世界でも重宝されています。
■お手入れしながら楽しむ(育てる)
・基本はシンプル
水洗いのみ(洗剤は極力使わない)
使ったらすぐ洗う
よく乾かす
・さらに楽しむための“育て方”
新品は米のとぎ汁で煮ると艶が出やすい
毎日使うと色が深まり、手触りが変わる
油物を入れると“しっとり艶”が出る
備前焼は“変化を楽しむ焼き物”として、
他の焼き物と異なります。
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