2026/06/20 14:27

結論から言うと備前焼のお手入れは「水に浸す・中性洗剤で洗う・しっかり乾かす・急激な温度変化を避ける」の4点を押さえれば完璧です。  
以下、使い始め → 日常 → 汚れ対策 → 保管 → 注意点の順で、分かりやすくまとめます。

1. 使い始めのお手入れ(最初が大事)
・中性洗剤でしっかり洗う  
表面に研磨カスや灰が残っていることがあるため、最初に洗浄が必要です。

・水に30分ほど浸す  
使い始め数ヶ月は特に汚れが入り込みやすいため、水に浸すと汚れ防止になります。

・煮沸で強度アップ(特に徳利)  
常温の水からゆっくり加熱して煮沸すると丈夫になります。

2. 日常のお手入れ(毎日の基本)
・中性洗剤で普通に洗う  
使用後は早めに洗うと汚れが染み込みにくいです。

・しっかり自然乾燥  
濡れたまま放置するとカビや臭いの原因になります。

・食洗機は基本NG  
水流や衝突で欠けるリスクがあるため避けるのが安全です。

3. 汚れ・臭い・カビへの対処(定期メンテ)
・煮沸して汚れ・殺菌  
常温の水からゆっくり沸騰させると頑固な汚れが落ちます。
急熱はNGです。

・茶渋・コーヒー汚れ  
ごく薄めた漂白剤で短時間浸け置きすると良いでしょう。

・古い備前焼の消毒  
塩素系漂白剤を薄めて2分浸け置き → よくすすぐことが肝心です。

4. 保管方法(長期保管のコツ)
・完全に乾かしてから収納  
湿気はカビの原因になりますので、梅雨時は特に注意が必要です。

・乾燥剤と一緒に保管すると安心  
長期保管時に有効です。

・重ねる場合は布や紙を挟む  
傷防止と湿気対策に有効です。

5. 絶対に注意すべきこと(破損の原因)
・急激な温度変化はNG  
冷えた器に熱い飲み物、熱い器に冷たい飲み物はひび割れの原因になります。

・電子レンジ・直火・IH・オーブンは基本不可  
ひび割れの原因になります。  
※徳利など一部は「温め程度なら可」とする場合もありますが、
ものによるため、特に記載がなければ推奨できません。

・テーブルに直接置かない  
備前焼は無釉でザラつくため、敷物を使うと安心です。

6. 使い込むほど美しくなる(エイジング)
・やすり掛けは絶対にしない  
自然にすべすべになるので削ると逆効果です。

・水に浸すと艶が出る  
来客時や写真撮影前に効果的です。

7. 欠け・割れたときの対処
小さな欠け:サンドペーパーで角を丸める or 金継ぎが有効です。
割れた場合:金継ぎが必要ですが、プロにお願いすることを推奨します。
水漏れ:水漏れ防止剤で補修可能です。

いかがでしょうか。
特に難しいことはなく、普通の手入れをすれば、備前焼を永く使えます。
ただ、備前焼は吸水性が高く、温度変化に弱い点があるため、
「使用前に水に浸す習慣(汚れ防止・艶出し)」
「急冷・急熱を避ける(破損防止)」
「煮沸でのメンテナンスが有効」
を意識するとより良く使うことができると思います。


#工芸品
#備前焼


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